2014年4月2日水曜日

4/2(水) 開放デビュー!

入院7日目


5:40
ちょっと早いけど目が覚めた。
今日は移動だー!!

7:20
部屋から見える庭の桜がもう7割くらい葉桜になっている。来たときは満開くらいだったのに。
ひまなので、気が早いけど衣類の整理をした。移動の準備。
今日は掃除の人といっしょに掃除しよう。(と昨日言われた)

7:40
朝食 味噌汁、ほうれん草煮びたし、白子干し、ふりかけ、牛乳
全体の7割食べれた。
朝薬 リスパダール0.5ml マグミット

9:20
掃除した。
今日は電話がないのでひま。

いくら家族が「そう思ってない」と言ってくれても、
わたし自身が「迷惑をかけている」と思うのはどうにも変えようがないし、
やっぱり家を出る方向で考えるのが一番いいんだろうな。
環境から変えなきゃ。

10:20
主治医のH先生が来られた。
午前中に開放に移れることになった!
「家を出るしかないと思う」って言ったら、「前に一人暮らしをしたときに自殺企図をしたんだから、家を出れば必ずよくなるというわけではないと思う。本当に家族が原因かどうかはしっかり考えてみないといけない」と言われた。

11:40
開放にうつったー!
なんかよくしゃべるおばちゃんが相部屋。(※5人部屋で、ベッドは4つ埋まってました。わたしは窓際のかどっこのベッド。)
となりのおばあちゃんは静かそう。
スリッパ買ってなくてバレエシューズで過ごしてたけど、いいかげんスリッパほしい。

11:50
おしゃべりおばちゃんは、おばちゃんのとなりのベッドのお姉さんとよくしゃべってるようなのでちょっと安心(笑)
部屋は基本うるさい(主におばちゃんとお姉さんのせいで)。その辺の静かな場所で時間つぶすことになりそう。
院内外出ならできるようになったからお昼のあとコンビニいこ!

12:00
昼食 食堂での会食会?だった。苦手。メニュー書き留められなかった程度には苦手(笑)
半分くらい食べれた。

13:10
Wais-Ⅲ(※IQテスト。ほかの病院で発達障害の疑いをかけられていたので実施。)を受けた。
前半と後半にわけてやって、今回は前半。45分くらいだったろうか。
記憶力をみられるような問題や、計算みたいなこともやらされた。
数字がイメージできなくて暗算が致命的にできない。
あ、スリッパは高くて買えませんでした。
(※このころはまだお金が自己管理できなかったため。
  閉鎖に入院するとき、おこづかいとして1万円ナースステーションに預けてました。
  必要なものがあれば都度看護師さんにお願いして買ってきてもらい、
  おこづかいから差し引くというシステム。
  開放に移れば自分でお金が管理できたんだけど、このときはまだ主治医の許可が下りていなかった。ので、お願いして持ち出したお金が足りずスリッパ買えなかった。。)

14:50
家族(母)と面会。
もんのすごいイラついて早く帰ってほしいみたいな態度をとってしまった…。
薬もらいに行こう。

14:50
頓服 リスパダール0.5ml
やっぱり家族と会うのよくない。ものすごくイライラする。
ここにきてからすごく落ち着いていたのに、初めてここまで動揺した。
できればあまり会いたくないと思ってしまった。わたしのために来てくれているのに。
イライラするけどそんな自分にも腹が立ってよけいイライラ。悪循環。

16:10
久々にスマホいじったけど、ツイッターとかなんかいろいろどうでもよくなってる。
いい矯正になったかも。
これからも少しスマホとは距離とっていきたい。

しかしこの部屋、二人がしゃべってさえいなければ静かでいい。
想像してたような激しい人はいない。しかし一歩外に出ると、一足先に開放に出てたMちゃんがうろうろ→ナースステーションに張り付き。 こわい。(笑)

そういえば「OT(※院内活動)に出るように」って言われたけどやだなあ。

17:00
恋人に電話。久しぶりにたくさんしゃべった。一時間。

18:00
夕食 チキンソテー、香味和え、たまご豆腐、キウイ お昼少なめだったから全部食べれた!

19:20
なんだか想像してたよりずっと穏やかだなぁ。家より過ごしやすいかも…
おしゃべりおばちゃんはテレビ見てくすくす言ってるけど、なんか聞いてると切なくなった。

担当看護師のNさん(男性)と話した。
①フォロー上手になろう。
 (昼間母とうまくいかなかったことを後悔していたら、「アフターフォローがうまければ大丈夫。「あのときはごめんね」って言ってみたらどうですか」って言われた。)
②設定するハードルを低くしよう。
 (目標設定がはじめから高すぎる。もうすこし現実的な小さい目標を立てて、こつこつやらないとくじけてしまうと思う、とのこと。)

21:20
就薬 リスパダール0.5ml レンドルミン

23:00
寝付けた。

(※この日からリスパダールが朝夜2回になったっぽい。)

2014年4月1日火曜日

※たしか3種類の心理テストを受けて、結果が出るまでに10日くらいかかった覚えがあります。
主治医の先生曰く「心理の先生も判断に悩んでいた」そう。

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診断名 
 1.双極性感情障害2型、適応障害
 2.発達障害疑い、初期統合失調症障害疑い


検査目的及び施行検査
 人格の理解と確定診断補助のため、バウムテストおよびロールシャッハテストを実施した。
 (※同じ日に二つ受けています。)


検査時の態度
 午前中にバウムテストおよびロールシャッハテストを実施した。時間にはテレビの前におり、居室にうかがおうとした検査者を認めて自ら声をかけてくださる。
 よどみなく話され、疎通性は良好。検査にも落ち着いた態度で臨む。両検査とも大学の授業で少し知識はあったが、実際におこなうのは初めてとのこと。
バウムテストはアウトラインを描いてからだんだん輪郭をはっきりさせていくのが印象的。
現在困っていることとしては「思ったことを止められずにやってしまう。やめたいけど(自殺企図や性的逸脱行為)やめる理由づけができない。頭ではわかっているけど体全体で納得できない」ことを挙げられていた。

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<描画時の様子および描画の特徴>聞き手の右手による施行。


・1枚目(枠なし)「食べられる木」3分20秒
 最初に「実は絶対描かないといけないんですか?」(※「実のなる木を描いてください」という設問?だったため)と確認してから取り組まれる。
まずは薄い描線で樹幹→幹→根とアウトラインを取ってからだんだんと描線を濃くして完成される様子が印象的。形ができあがってから樹幹や幹の模様(ぬりつぶし)をつけられている。用紙の真ん中に描かれ全体的なバランスはいいが、やや乱雑な筆致で塗りつぶされた樹幹や幹が、見ている相手の不安をあおるような印象がある。木の横に立っている棒人間は大きさを質問した際に書き加えたもの。
 この木については「自分の背より大きい。丘のてっぺんにぽつんと立っている。誰かと話したい人とかが時々来るくらい。木全体が食べられるんだけど、あまりおいしくはない。これといったひどい目にはあわず、すくすく成長した。これからは大きさはこのままで枯れたりはしないと思う」と説明される。


・2枚目(枠あり)「平地の木」2分40秒
 こちらはまず「紙は縦ですか?木は一本ですか?」と質問してから描画される。樹幹→幹とアウトラインを取ってから、3本続けて完成された。用紙を横にして描かれており等間隔に3本の木がたっている。真ん中の木だけが大きい。
描線は薄く、スケッチ風のタッチである。1枚目と同様、陰影や塗りつぶしが見られる。こちらの木は「人通りが少なそうな平地にまばらに立っている。道添に立ってるんだけど、誰も気に留めたりはしない。秋になったら小さな実がなる、食べられるけどおいしくはない。誰かに植えられてそれなりに世話はされたのかな、途中までは順調だったんだけど、小さいのがうまく育ち切らない気がする」とのこと。
 枠については描きづらさはなかったが、「地面か、あと窓枠に見えました」とのこと。好きなのは2枚目で、「安定している感じがするから」と話されていた。


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所見

 現在のこの方は、「自分は何者なのだろう。現実を生きている感じがしない」という不安を強く感じておられるようである。本人にとって、自分のことがはっきりわからないあいまいな状態は不安が掻き立てられ、自身で統制が取れなくなってしまうのではないか・衝動的な行動をしてしまうのではないかとの思いが大きくなってしまうのだろう。
そのような中で、社会や他者とのかかわりをどのようにもったら良いのかがわからず、外界との接触に緊張感を伴う事態となっているように思われた。

 この方は自身の中に揺るぎのない基準がほしいと願いつつも、今のところ実際には他者との関係の中でしかその基準を見つけられず苦しんでおられるように感じられる。

 食べられる木のように自分の身を差し出すことによって存在意義を得ようとしているが、他者にとっての自分の存在が価値あるものとして受け入れられるのかといった不安は生じるようである。
自分にとっての支えがあれば気分安定的に過ごせるようであり、支えや助けがほしいという思いはあるのにそれを表現できない、その支え(特に両親)が思うように機能してくれない状態にあるという不満を有しているようであった。

 また、この方は自身の感情と向き合うと揺さぶられる・振り回されるということを無意識的に感じており、それを避けるために理由づけや枠づけを求めるなど知的な力でカバーしていると考えられる。それは強みではあるものの、つらさを表現しきれないことにもつながっているようである。構造化された面接などで洞察を深めたり、安全な形での感情表出をしてみることも自己理解を促進する手段となるように思われた。


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※読みやすいように改行を追加しています。
 

4/1(火) 心理テストを実施

入院6日目


6:00
一回だけ途中で目が覚めたけど22時過ぎから8時間ぐっすり眠れた!

生きる意味って夢とか使命感とかでもいいのかなあ。
でも今まで夢のために頑張ってても自傷とかおさまらなかった…

7:00
ホールでニュースを見る。税率引き上げ今日からか。

7:40
朝食 味噌汁、海藻サラダ、納豆、バナナ、牛乳
納豆ごはんおいしいー。全体の7割くらい食べれた。
朝薬 リスパダール0.5ml マグミット

8:40
眠い!気付いたらまた寝ていた。

9:30
恋人に電話。
明日はばたばたして朝話せないかもしれないから、夕方ごろスマホで連絡すると伝えた。
これから心理検査。

11:50
バウムテストとロールシャッハをやった。結構つかれた。1時間半くらい。
木を描いただけなのになぜか丸裸にされた気分。。

<バウムテスト>
「食べられる木」と「平地の木」を描いた。
1パターン目は普通に白い紙に1本「実のなる木」を描く。 2枚目は外枠が設定されている。
「必ず実がついてないといけませんか」と聞くと、ついてなくてもいいとのことだったので、
どちらも実をつけなかった。かわりに木自体が食べられる。

<ロールシャッハ>
有名な、インクの染みを見るテスト。統合失調症とかはこれでわかったりするらしい。
10パターン?くらいの染みを見せられ、何に見えるか、いくつでも挙げてくださいとのことだった。
方向は関係なく、図柄は回転してもいい。
カラーの絵とモノクロの絵がある。
一通り見た後、「このなかで好きな絵は?」「嫌いな絵は?」「それぞれの家族と自分のイメージっぽい絵はどれ?」という質問をされた。

こういう心理検査は人によっては気分が悪くなることがあるらしいけど、わたしは平気だった。
心理士さんから「知的レベルが高そう」とのお言葉をいただいた。

12:10
ごはんこないー。テストでがんばったらおなかすいた。
無口君が両手にガーゼつけてうろうろしてる。??? 強迫洗浄の気でもあるのか。
早くここ出て陶芸したい。

12:20
昼食 肉うどん、サラダ、スイートポテト
初めての完食!!やっぱり頭を使うとおなかがすくらしい。(笑)
はりきって食べたらおなかぱんぱんです。
昼薬 リスパダール0.5ml マグミット

12:40
音楽プレーヤーのエラーが出て中身が全部消えた…。
(※許可もらえて9時~21時まで使えてました。人によってはだめ。)

16:30
やっぱり疲れたらしく寝てしまっていた。心理検査は思ったより負担がかかるらしい。
夜レンドルミン増えたからいいけどこれはさすがに寝すぎたかも。夜眠れるかな。

18:10
夕食 魚のみそマヨネーズ焼き、大根おろしになめたけのせたの、カボチャ煮物、しば漬け
ご飯と魚と漬物を完食した。
やはり食事をするのは恥ずかしい。(※微妙に会食恐怖があります。)人がいる、いないにもかかわらず、食べることそのものに罪悪感を覚える。おなかがすかなければいいのに。
退院したら水族館にクラゲを見に行きたい。恋人に指輪も贈りたい。
はやく退院したい。
夕薬 マグミット

一人暮らしの資金貯まるまでは家の近くで働くのもいいかもな。
たまってきたら引っ越して、本当に働きたいところで働いてもいいし。
近場で仕事したほうが交通費も時間もかからないし現実的だろうなぁ。

18:50
恋人に手紙を書く。自分には病名がつかないんじゃないかと思う、というようなこと。
一日の楽しみはすぐに終わる。明日からまたたくさん話せる。
精神病院に入院するときは、いくつかの日課を自分でもっておかないとそれこそ退屈で精神的におかしくなりそうな気がする。(笑)

20:30
予備のプレーヤーの電池も切れたのでずっと本を読んでた。
そろそろ新しい本を手に入れないと読むものがなくなる。小説5冊持ってきたのに。

21:00
就薬 リスパダール0.5ml レンドルミン マグミット
寝付けるだろうか。。
あれだけ憎んだ大学の先輩の名前が思いだせなかったんだけど、今ふっと思い出した。
人間の忘れる力はすごい。

2014年3月31日月曜日

入院5日目


6:00
起きる。途中何度か起きたけどよく寝た。今日は何しよう。

6:40
そういえば性行為は「わたしを見て」もらうための手段でもあった。
おそらく最初からそうだった。
とりあえず、一言では片付けられない問題ではありそうだ。
毎日綱渡りのような感じ。安定したい。

7:20
「性行為をすることでしか、見てもらえない」
  →自分は無価値な人間である、という思い込み
「性行為をすることでしか、役に立てない」
  →○○につながった?
(※ちょっと書けません。)

「自分は価値のある人間だ」と思えたら、何かが変わる?
すべての元凶は、自分の存在に関する自信のなさ?

教授にキスされるときの絶望感。
そうしないと、わたしは見てもらえない、という絶望感。

7:40
朝食 味噌汁、大根サラダ、温泉卵、パイン、牛乳
なんだか今日は頭がぼーっとして感覚が遠いが、そんなことを訴えると入浴させてもらえなくなりそうでいやだから黙ってる。

8:35
灯油売りのトラックの音楽(※実家近くに販売にくる車が流しているのと同じもの)がずっと聞こえてるんだけど、これは本当に鳴っているのかどうかわからない。

9:30
恋人に電話。
頭がぼーっとしててうまくしゃべれない。

10:10
先生に確認したいこと
 ・保険の関係で開放病棟の部屋は大部屋にしてもらいたい。
 ・できればMちゃんと違う部屋がいい。
 ・夜寝付くのに時間がかかる。1~2時間くらい。

本当に頭が回らなくてうまく話せない。回転が止まっているみたい。すっきりしたい。
朝の薬がまだこない。お願いしたんだけどなあ。

11:30
巡回の看護師さんがきた。お風呂はまだかなぁ。

12:00
昼食 酢豚、冷奴、オクラのあえ物、杏仁フルーツ 豆腐とお米は完食。
心理検査の予定が聞きたい。今日はないのかな。
外来で来た時には今日の予約になってたはずなんだけど。

12:30
やはりどうあがいても自殺するときはするのではないかという意識がある。

14:00
やっとお風呂に入れた。ぽかぽか。
ピアス穴が化膿していたので、消毒してもらった。かぶれてる。
今日は静か。寝そうだけど、回診があるので我慢。
頭がぼーっとしているのはだいぶ治った。

15:30
毎週月曜日は教授(大学病院なので)の回診。
なんかよくわからんことをごにょごにょいっていた。
信用せず。

心理検査は明日・明後日らしい。
2日に母に来てもらうことになった。

15:50
どうしてここに来ていろんな衝動が落ち着いているかというと、
ここにいると混乱するような刺激が少ないから。
なにかをやらかすときはたいてい混乱しきってわけもわからずめくらめっぽうやってしまうけど、ここにきてからは凪のように静か。

17:15
うとうとしていた。ホールに行く。Mちゃんは開放にうつったらしい。安全。(笑)
Mちゃんの遊び相手になってた眼鏡の男の子が無口くん(いつも漫画読んでる。なんか落ち着かないのかうろうろしてるときもある。たぶん統合失調症?)を誘ってオセロしていた(笑)
もうああいう遊びに参加するのはやめよう。友だちほしいとか一切ないし。

17:40
なんのためにここにいるのか、一瞬わからなくなった。
慣れて緊張が解けてきたから目的意識が薄くなった?
やっぱり飽きてきた…。2日開放病棟ってやっぱりちょうどいい頃合い。退屈。
病院生活にも慣れてきたし、そろそろステップアップしたい。
しかし、入院しているのが急に申し訳なくなってきた。入院費とか…。退院したら返すつもりではいるけどやはり申し訳ない。
どこにいても迷惑をかけている。

18:00
夕食 魚のニラ玉焼き、モロキュー、ごぼうの炒め煮、煮豆 8割くらい食べれた!
しかしなぜモロキュー? 居酒屋? でも今までのごはんで一番おいしかったっていう…。
夕薬 リスパダール0.5ml、マグミット(※朝と昼のぶんは結局どうしたのか記録がないです。)

19:50
お手紙の時間。電話の時間とあわせてこれも幸せ。
今日考えたことを書いた。自信がないこととか。

20:00
なんか不安である。泣きそうなのでお薬飲んでしまいたいけど むー

21:00
就薬 リスパダール0.5ml レンドルミン マグミット
早く眠れたらいいなぁ。

(※このころは朝昼夕リスパダールを0.5mlずつ飲んでたと思うんだけど、この書き方だと日に4回=2ml飲んでることになる。 ???)

2014年3月30日日曜日

3/30(日) 安定を欠く

入院4日目


2:05
目が覚めた。まだ2時??
ふっと思った。わたしは「死にたい」というより「生きている意味が分からない」と言ったほうが正確なのかもしれない。

6:05
途中何度か起きたけどゆっくり眠れたと思う。
昨日の(のぞかれた件)は確認したら看護師さんだったらしい。完全にビビっている。
今日はなるだけ部屋にいようと思う。

6:35
今日はごはん部屋で食べよう。
3歩進んで2歩下がる。

7:40
朝食 味噌汁、炒め煮、ふりかけ、オレンジ、牛乳
ごはんと味噌汁を完食できた。
おかずは半分ずつくらい。
朝薬 リスパダール0.5ml

8:00
考え直してみたが、やはりわたしは「死にたい」というよりは「生きる意味が分からない」のだろう。だから平気で無茶をやれる。捨て身になることができる。
しかし、世の中にはわたしのような人間が少しくらいいてもいいんじゃないかという気もしてきた。

9:00
おふとんにコロコロかけて机を拭いた。(促された?ので)
部屋の扉を開けたところにMちゃんが待機しているのが怖い。(笑)

9:10
お掃除の人がきたので、ついでにお手洗いに行くとMちゃん「トイレ?」ほっといてください(笑)
詰所の横に電話あるとちょっと使いづらい。内容聞かれてそう。わざとかな。
ホール側から部屋の中がのぞけるのなら、中からも外がのぞけるようにしてほしい。

9:30
恋人に電話。元気そう。27度分話してしまったけど、早目に開放に出れそうだしそしたらスマホ使えるからいいか。早くもっと話したい。

10:10
Mちゃんきたー(笑)「今日はちょっと休むから」って言った。
なんで話したがるんだろう。わたしは放っておいてほしい。病棟の人と話せなくて「さみしい」とかそういうのはないな…。静かなのが好き。

10:20
そうだ、Mちゃんに手紙を書いてみようかな。人と話すと疲れるっていう内容で…
でも勝手に行動とっちゃまずい気がする。もう少し様子を見よう。
ここにきて気付いたけどわたしは結構一人も好き。
洗濯の許可がおりたので洗濯した。

12:00
昼食 魚のカレー焼き、マカロニサラダ、吸い物、プリン 魚とごはんは完食。
昼薬 リスパダール0.5ml

13:00
雨音を聴いているだけで時間がすぎていく。
電話したい。

16:00
すごく眠ってしまった!夜眠れないかも…

17:00
入院を通して知りたいこと
・本当に病気なのかどうか?
・どうして性的逸脱行為をやめられなかったのか?

身につけたいこと
・ストレスをためないための技術
・「なんとかうまくやっていく」ための方法

退院したらやりたいこと
・働いて一人暮らしをしたい!!

17:30
なんだか安定を欠く。電話がしたい。でもがまん。テレカなくなってしまうしホールに人もいるし…

17:55
「気を紛らわす」方法も知らなくてはならない。食後に薬もらおうかな…。
元気ならホールに行ったりしたら気分転換になるんだろうけど。

18:00
頓服 リスパダール0.5ml 不安になったのでもらった。
「何か考えてましたか?」って聞かれたけど、不安は突然くるのでよくわからない。

知りたいこと
・ストレス耐性がほかの人より低いのか
ふつうにストレスに対して弱すぎだと思う…。

夕食 五目煮、じゃこ炒め、つけもの、りんご
漬物がおいしくてごはんが全部食べれた。

18:40
恋人に手紙を書いた。おかげで希望が持てているからたくさんお礼をしないと。
看護師さんが薬を持ってきてくれて、カーディガンの色をほめられた。(笑)
退院したらいらない服処分して、カーディガンと服すこしいいの買いたいな。

19:00
だめだあああああきついいいいいうわああああああ
この閉塞感はなんだ 苦しい!!
こんなときどうする?
①電話する →できればがまんしたい
②ホールに出る →きつい
③薬を飲む →たぶん現実的

19:10
どうすればいいのかわからなかったのでとりあえず歯を磨いてみた。
なんかちょっとまぎれた…

20:20
頓服 リスパダール0.5ml 飲んでもう早目にねる。

23:00ごろ
寝付いた。

2014年3月29日土曜日

3/29(土) Mちゃんこわい

入院3日目


5:00
やはり6時間くらいで目が覚める。退屈。退院したい衝動に駆られる。

7:00
眠かったのでごろごろしてたけどそろそろ着替える。歯磨き。

7:05
個室扉の監視用(?)窓の隙間が閉じられてた!信用された!?

7:10
ホールで本読んで朝ごはんを待つ。
今日は自分から挨拶できた!氷おばさんは無理だけど。(笑)

7:40
朝食 味噌汁、サラダ、ちくわの炒り煮、バナナ、牛乳、 味噌汁は全部飲んだ。
ごはんとおかずはそれぞれ半分くらい。 バナナは手つかず 牛乳は飲めない
おなかがすいてるはずなのに、食べようとするとやはり悲しい気持ちになって食べられない。
今日はなるだけ人のいるところで過ごせるように頑張る。イヤホンしないで本を読む努力。

8:00
朝薬 リスパダール0.5ml
閉鎖の人たちは話しかけてくることは基本ないからいいけど、開放の人たちはどうなんだろう。
一瞬不安がよぎる。
暇なのでフルメイクしてみた。(※基本化粧品類は預かり。鏡の持ち込みは不可。)

9:30
恋人に5分間電話。今日も仕事らしい。
外に出られたら、桜の花を写真に撮って送る約束をする。
お散歩気を付けてね、だって。
向こうもいろいろ家が大変そう。

9:30
担当看護師Nさんと話。やはり人にうまく自分の気持ちや考えを「伝える」訓練が必要だろうとのこと。
ご飯は「悲しくても半分は食べられる」と思っていい、ということ。(しかしそれでも挫折感が募るといけないので、主食の量を半分に減らしてもらった。)
それから、言いにくい相手にも思っていることを言えるように少し努力してみよう、ということだった(話すことができる人がいなくなってしまったときどうしようもなくなるので)。
開放病棟に出るのが不安な点については、出てから考えてもいいのではないか。むしろ、問題が出たほうがそれに対する対処の訓練ができるのでいいだろう、ということだった。

10:30
どうして「よくなりたい」と思ったかというと、
恋人がそう願ってくれていると信じられたからで、
それが彼の幸せにつながるのならそうしたいと思ったからだ。
(どうして家族に対してはそう思えない、信じられないのかは謎…)

でも、どうして死なないのにわざわざ理由を作らないといけないんだろう。
ふつうは理由なんかいらないのかな。

11:30
主治医のH先生と話。本当によくわかってくれる。
4/2に開放病棟に移れたらいいな。
外に出ると、院内活動で陶芸があるらしい!!やりたい。
先生と散歩に出たついでに、開放病棟の人たちがやってたお茶会に少し混ぜてもらって初めてお茶をたてた。
習ったことを再現するのは得意。きれいにできた。
ストレスのない環境選びをしていくこと(職選択など)が大事という話をした。

心理テストはやはり実施するらしい。

ご飯前はなるだけホールにいようと思ったけど、話すとやはり少し疲れたので部屋で待つ。

12:00
昼食 ピラフ、かに玉スープ、サラダ
昼薬 リスパダール0.5ml
スープは全部飲めた。ほかは半分ずつくらい。

13:00~17:00
Mちゃん(統合失調症、女の子、めがね、21歳)と仲良くなった。
オセロとかトランプとか病気のことを話した。元キャバ嬢らしい。同じ主治医の先生だけど、なかなか退院させてくれないと不満そうだった。
疲れた。楽しかったけど疲れた。4時間拘束されたらそりゃ疲れる…。

18:00
夕食 さかなのみそだれ、焼きビーフン、いちご、はっさく? ビーフンは全部食べて、あとは半分くらい。
4/2に開放の大部屋に移れるの確定。母を呼ぶことになる。


20:20
疲れた。就薬 リスパダール0.5ml 早目にもらって寝る。
やっぱり人間関係がネック。決まりを破って(朝9:30~5分間だけ電話をするという約束)恋人に電話してしまった。お仕事中で出なかったけど。
Mちゃんも開放に移るらしいけど、相部屋になったらいやだなあ。
疲れそう。

22:10
トイレに行って帰ってきたら、部屋の窓から誰かにのぞかれた!誰!?怖い!!追加ほしい!!

2014年3月28日金曜日

3/28(金) なにもない

入院2日目

4:30
目が覚める6時半まで眠ったり起きたり?
夢をたくさん見た。主に入院生活のこと。割とすっきり起きた。

6:00
「自分はここでなにをしているんだろう」という思い。
メガネの女の人とおばちゃんに挨拶できた。
なぜかうれしい。なんでだろう。でも悲しい。なぜだろう。

6:20
わたしは誰かのことを幸せにできるだろうか ということを考えていたら 泣きそう
ここにいるとニュースに疎くなりそうだけど、まだテレビ(ホールにある)は見に行けない。
朝ごはんみんなと食べてみようかなあ。
でもまだ人前で泣き出しそうなので難しい気がする。
今日の目標:夕飯までどこかでみんなと一緒に食べる

6:30
とりあえず ここに今いるわたしはものすごく「素」だ
「人と仲良くしなければ」という思いをとりあえず捨ててみようと思ったが、どうしてかそれをやめられない。
基本的に泣いている。

8:00
朝食 スープ、おきうと、だし巻き卵、オレンジ、ヨーグルト
どれも半分ずつくらいたべる。
食事は悲しい気持ちになるから嫌い。外に出たい。
朝薬 リスパダール0.5ml
寒いのでお布団に入りたいけどいつ人がくるかわからないので落ち着かない。
「死にたい」気持ちはいまのところ不思議とない。もしかしたら、今までの生活のなかで今切り離されているもののなかにその原因があったのかもしれない。 家族だろうか。

9:00
こうしてなにもないところ(閉鎖の個室には時計すらない。布団とちいさなテーブルがあるだけ。)から見ると、世の中には余計なものがあふれている。この余計なもののなかで、なにが必要かそうでないのか、余計なものとどうつきあっていくのがいいのか考えたほうがよさそう。

9:30
電話。病棟の様子を伝えるには5分は短すぎるが、無事を伝えるだけなら十分だ。

9:50
検温と主任看護師さんとの顔合わせ。様子を聞かれるが、うまく答えられない。
頭の中ではいろいろ考えているのにそれを伝えようとするのはとても苦手だ。
人にうまく気持ちや考えを伝える練習が必要そうだ。
入院の目標のひとつとする。

10:20
ただただ悲しい。この悲しみはどこからくるんだろう。

11:00
主治医の先生(H先生)と話。洗濯と、音楽プレーヤーの使用許可をもらう。
週明けにも開放に移してもらえそう。どうするか考えておく。
3食人と食べられるようになったら移ってもいいのかな、と思う。
OTが終わったようなのでホールに出てみる。

11:20
お風呂に入れるらしいけど 昨日頼んだ買い物リスト(買い物を頼んでおくと次の日近くのコンビニで看護師さんが買ってきてくれる)のものがまだこない。

11:40
お風呂。結構広い。内側から鍵がかけられるけどこれはいいのだろうか。
熱湯が出る。大丈夫か。これ自傷できるけど。
お湯は一人ひとりはりなおしてくれます。

12:10
昼食 魚のつけ焼き、酢の物、里芋のそぼろ煮、ももゼリー
酢の物は全部食べた。ほかは半分ずつくらい。

15:25
看護師さんが部屋に来て、不安なことがないかどうか聞かれる。
人前に出て話しかけられるのが不安。
頼んでいたものが届いた。

15:40
さっき看護師さんに「外で過ごせる時間が増えるといいかもしれませんね」といわれたが、
もしかして音楽聴きながらならいけるんじゃないか。
夕食前一時間外で過ごす→そのままごはんデビュー どうだろう

16:00
別に頑張れば人と話すの平気だけど、なんでいま話しかけられるのがいやなのかというと単純に面倒くさい。いろいろ聞かれるのが。
社会生活の訓練として必要だし、開放に出る下準備としてやっておいたほうがいいのは理解できるけど、めんどくさいし邪魔されたくない。

16:30
ひとつわからないのは、なぜわたしは性的逸脱行為をやめられないのかということだ。
なんとなくまたやりそうで怖い。その原因を知りたい。
やっぱりまだわからないこともあるな。

17:00
やはり目下わからなければならないことは性的逸脱行為のことだろう。わたしにとって性行為とはいったいなんなのだろうか。自殺なのだろうか。安らぎを求めているのだろうか。
傷を傷で上塗りすることで癒されようとしている気がする。
ホールを観察。20代っぽいのはわたしも含めて5人くらい(女3男2?)おばあちゃんは5人くらい?
個室の部屋数は7部屋。どの部屋も外側から鍵をかけることができ(わたしはかけられていないがかけられる人もいる)、部屋の中を確認できるのぞき窓(開閉可能)がある。

17:15
入院長そうなメガネの女の人が何か言いたそうに横に座ってきた。やっぱり居づらいので別のところに移動。一定の距離内に入らないでほしい。
どうやら、「病状が重い=閉鎖」というわけでもないらしい。私みたいな通院歴が浅くよくわからない患者を「とりあえず」閉鎖に入れるパターンもあるようだ。私の部屋は詰所に2番目に近い部屋。「要注意」の部屋らしい(母曰く)。
ところで、スマホのない生活はなかなか快適。退院後も適切な距離をとっていきたい。

17:40
そういえば、「悲しい」気持ちはなんとなく減った。涙が出ない。
(だから人のいるホールにも出られる)
わたしはどうやら自分の感情に疎い。怒りとか悲しみとか好きとか嫌いとか、あとから考えたりした行動を振り返ってみて「そうだったんだな」と思うことが多い。

18:00
夕食 とんかつ、味噌汁、サラダ、キウイ
とんかつとごはんとキウイ残した以外全部食べれた!がんばった。ホールでごはんデビューがんばった。今日はもうひきこもる!

19:30
今日の分の手紙を書く。

20:50
少し早目の就薬 リスパダール0.5ml
明日は朝からコミュニティミーティング(病棟患者と看護師が集まって話し合いをする)があるらしい。見てみようかな。
ペットのハムスターは元気かな…

23:15
眠れない。 追加リスパダール0.5ml

2014年3月27日木曜日

入院1日目

14:30
入院手続き完了。母と。自分の部屋(個室)で入院ルールの説明を受ける。
ホール(みんな集まれる、テレビとか机とか椅子とかある。ご飯もここで食べたりする。)でカラオケ(OT=作業療法の一環。)をやっているのがなぜかおかしくて、説明受けながら大爆笑。
看護師さんに真顔で「大丈夫ですか…?」って聞かれた。たぶん頭おかしいと思われた。
案外うるさくて、自分を見つめるとかそういう環境だろうか?
誰かが言っていたが、「老人ホーム・中年版」という感じ。
かかわりあいたくない。

母が帰り、荷物を片付けて、本を読もうとするも集中できない。
なんだかここにいるといろんなことがばからしく思えてくる。外で歌ってるし。
もしかして今までものすごくどうでもいいことにこだわっていたのではないだろうか?
とりあえず一週間はがんばってみようと決意。

スマホも持ち帰りにされ、毎日続けようと思っていた化粧道具も没収。
とにかく徹底している。
せめて身なりはきちんとしていたのにそれすらもできないらしい。

なんとなく、周りがすごいと自分のことを客観視できる気がする。
とりあえず、周りの人たちと自分との共通項が今のところまるで見当たらない。
なんとなく、ここで「生きる」とか「死ぬ」とか考えててもすごくばからしくなる。なんというか、シュールだ。

15:00
一日のスケジュール表を看護師さんからもらう。
カラオケが終わると一気に静かになった。
病室にいきなり人が入ってくるのでびっくりする。落ち着かない。
水(ホールにおいてある)を飲みたいけど外に出るのがいやだ。

15:30
頑張って水を飲む。血圧・体重測定。
なんだか意外に時間がたつのが早い。
そういえば、来る途中母に「あんたは思春期が長引いてるだけ」みたいなことを言われて怒ってしまった。(言っていないことが多すぎるので)わかってもらえないのもしかたないが、会話にならない。
早く家を出て一人で暮らすことを当面の目標とする。

17:00
疲れたので少し眠ろうとするも、金縛り?夢?とにかく人が部屋に入ってくる感じがして起きたりうとうとしたりを繰り返す。なにかいるのか?こわい。
単に人の気配がたくさんするので敏感になっているだけだろうが、たしかにここにいたら幻聴とか聞こえてしまうかもしれない。怖い。

17:55
夕食 魚の磯部揚げ・茶碗蒸し・ピーナッツ和え・バナナ 箸がない(笑)
後でおなかすいたらいやだから全部食べようと思ったのだが、おいしくない・ごはんという気持ちじゃないので茶碗蒸し以外は半分ずつくらい食べて残す。
毎回?思うのだが、ご飯食べてると悲しくなる。どうせなにもできないのに。

18:40
閉鎖病棟は自分で洗濯もできない(洗濯室は開放病棟にある)。でもたしか入院前はできると主治医の先生が言っていたはず。許可もらえばできるのかな。

19:00
時間が過ぎるのが早い。外で患者さん同士が談笑している。とてもではないが人とは話せない。話したくもないけど。
どうやら音楽の「気をそらす力」はすごいらしい。無音(※音楽プレーヤーは持ち込んでいたが主治医の許可が取れてないのでこの時点では使えなかった)だと頭がものすごくよく回る。もしかしたらプレーヤーは使わないほうがいいのかもしれない。

病院のことは、どうやら「小さな社会」としてとらえたほうがよさそうだ。たぶんかかわりは避けられない。これも訓練か。
できるだけ人と目を合わさないようにしている。こっちも警戒しているが、むこうも警戒しているのが空気で伝わる。先輩?相手に不遜な態度?でも無理。

20:00
担当看護師さんのNさん(男性)があいさつにいらした。
入院の目的について話す。現時点で考えられる目的は二つ。

 1.「死にたくなる」理由を探す
 2.「死にたくなってもなんとかする」技術や理由を見つける

いい視点らしい。夜眠れるかどうか不安なことなどを話した。
人と話すと疲れる。放っておいてほしいがそうもいかないのだろう。

就薬 リスパダール液0.5ml